使用教材
横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 客観問題の解法編
目次
完成までの期間
1.5ヶ月
使い方
前の2つの参考書(横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本・論理を読み解くトレーニング)にて
三角ロジック、同型反復、反転反復が使えるようになる。
この参考書のポイント
慶應早稲田に合格したいのであれば知らなきゃいけない三角ロジック
ロジック=英米人が使う思考パターン
この思考パターンの理解なくして、英語を論理的に読むことはできません。
文章がどのように構成されて、展開されているのかを理解することができます。
ただし、
この本を使用するのは構文レベルで文章が読めないことがないというレベル感まで
進んでからにしてください。
具体的な点数で言うとセンター試験の模試で170~180はコンスタントに取れるレベルです。
偏差値だと60~65のレベルの人が使用できる本です。
客観的に点数だけで見ると英語は得意な部類に入るけれど、早慶の過去問を行うと全然できない・・・
そんな症状の方が使用するとよく内容を理解できると思います。
この本を理解することで、早慶の問題がどのように出題されているのか?、
どのようにして早慶の問題に対処したらよいのか?を理解することができます。
単語を読み取ってなんとなく文章を読んでいる。という状態のレベルの人が、
この本を読んでもほとんど得られることは全くありませんので、使用には十分注意してください。
早慶に偏差値30から合格を目指す学生は必見!
多くの予備校や学校では英語の読み方、音読の仕方などを教えてくれて、
英語が「日本語として読めれば読める」というスタンスです。
ですが、早慶に出てくる英文は日本語で読んでも難解な文章です。
こんな文章を英語を日本語として読めたところで、
そもそも言っている意味が理解できなければ問題をとくことはできません。
高校の偏差値が70近辺の進学校に通っている人は論理なんてなくても構わないです。
なぜなら元から論理的思考力がある程度ありますし、問題に対しての前提知識があるからです。
一方で偏差値40~50の平均的な学校に通う学生にとって、
論理的思考力ってのがそもそも理解できないのです。
もちろん、論理的思考力は筋トレなどで身体を鍛えるのと同じように鍛えることができます。
ですから、この参考書を使って論理とはなにか?という部分を鍛えてください。
なぜこの本なのか?
残念ながら他の英語教師の販売している本は三角ロジックなんてものは一言も説明していません。
英語の構文、文法の説明はどれも詳しいのですが、ロジックの話になるとこの本以外で体系的に
書いてある本はありません。また、この参考書の著者である横山さんの勉強に対する態度は、
一人で勉強をしていて非常に感銘を受ける部分です。
この参考書は前著の応用編です。
前著では1パラグラフなど短めでかつ問題数が少なかったですが、今回の参考書は全23題。
設問ごとの解説も充実してます。
受験生が苦手な空欄補充問題の解き方、テーマ問題の解き方など。
ただ、最近の入試問題では実際の入試問題よりも文章は難しめものが多いです。
扱っている問題の解法の一覧
主旨・主題選択問題の解法(3問)
内容一致問題の解法(8問)
内容真偽判定問題の解法(2問)
“◯×△”判定問題の解法(2問)
長文空所補充問題の解法(2問)
パラグラフ整序問題の解法(2問)
下線部解釈問題の解法(2問)
小説・物語文の解法(2問)
→時間のない学生は全て解いていく必要はありません。
自分の志望校に必要なものを選択して解いていってください。
あなたには長文のワラントがありますか?
英語長文を読む際に、背景知識の重要性を意識したことがありますか?
横山さんは前著でも述べていますが、英語の長文において背景知識は欠落してしまう場合がほとんどです。
早慶レベルの長文を文構造がわかっても読めない原因はここにあります。
今回は「ロジカルリーディング外伝」と称して、入試頻出の背景知識を扱っています。
「ロジカルリーディング外伝」で扱っているテーマ一覧
還元主義を越えて
ジブリアニメの表象文化論
冷戦パラダイム
「文明の衝突」と功利主義文明
主客一体の東洋思想
アジアの近代化
ポストコロニアル
多分化主義
オーラルヒストリー
アメリカ化する世界
→大学受験においてどれも必要不可欠なテーマです。
早慶に合格するためには近代社会を越えて現代がどのような時代に向かっていくのか?ということを理解している必要性があります。
一般的な参考書と比べるとかなり骨のある内容には載っていますが、必ず力がつくのでがんばって下さい。