頭の良し悪しは食事で変わる!?
頭の回転や集中力を高めるためには、毎日の食事が非常に重要となります。
特に毎日の勉強で脳の疲労やプレッシャーを抱えている受験生の皆さんは、普通に暮らしている成人以上に食習慣に注意すべき年代と言えるのです。
今回は、今日から実践できる頭が良くなる食事をご紹介しますので、更に成績をアップさせるためにも、上手に食べ物を活用してみてください。
何を食べたらいいの?受験生に必要な栄養素とは?
毎日脳をフルパワーで使う受験生には、ブドウ糖、レシチン、DHA・EPAという3つの栄養素を中心とした食生活がおすすめです。
《ブドウ糖》
ご飯やパン、うどん、イモ類などに含まれるブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源となります。ブドウ糖の不足は、集中力や思考力、気力の低下を招きますので、同じパワーで勉強をし続けるためにも、きちんとご飯などの炭水化物を摂取するようにしてください。
《レシチン》
大豆製品やチーズ、卵黄に含まれるレシチンは、脳の神経伝達物質を活性化することで集中力や記憶力を高めてくれる栄養素です。レシチンが不足すると、脳の回転が著しく低下するだけでなく、慢性的な疲労やイライラ、不眠なども起こりやすくなると言われています。
《DHA・EPA》
DHAとEPAは、サバやサンマ、マグロなどの「青魚の脂」に含まれる注目の成分です。DHA・EPAをコンスタントに摂取していると、神経伝達物質の産生量がアップすることで、脳内に入ってくる情報の伝達がスムーズになるのです。またDHA・EPAは、子どもの脳や心の発達に欠かせない成分となりますので、受験の際に元気に働く脳を作るためにも、幼い頃から青魚を食べる習慣を付けた方が良いと言えるでしょう。
頭を良くする食べ方とは?
前述のブドウ糖、レシチン、DHA・EPAの効果を最大限に発揮するためには、「食事の取り方」にも注意をする必要があります。
コンスタントに頭の回転を良くするためには、「3食きちんと食べて、常に脳への栄養を送り続けること」が必要です。
朝食抜きや置き換えダイエットなどをしていると、脳のガス欠状態によって集中力や記憶力が著しく低下しますので、高いパフォーマンスで勉強を続けるためにも、1日3回の食事を心掛けるようにしてください。
また食材に含まれる栄養素は、「色んなものを一緒に食べることで相互作用が生まれる」という特性がありますので、炭水化物、野菜、肉、青魚をバランス良く摂取することが重要と言えるでしょう。
日本の家庭ならではとも言える一汁三菜は、脳への栄養補給に最適なメニューと言われていますので、お菓子やジャンクフードの多い受験生は、バランスの良い和食にシフトしてみてください。