日本史は世界史よりも量は少ないでですが、それでも膨大な量でかつ政治経済、宗教、芸術面、資料全てが問われてきます。こうした事項を丸暗記せずにいかに有機的に覚えていくかの工夫をしていくことが、日本史を勉強していく際の基本フレームになります。機械暗記で乗りきれるのは早慶MARCHまでです。それ以上の大学をめざすのであれば、なぜこの制度なのか、前の時代とのつながりはなにか?という点など「なぜ?」に気をつけて進めていきましょう。
日本史の基本の勉強の仕方
- イメージ理解
- 理解・インプット
- 問題集
- 文化史・テーマ史対策
以上の4つのステップにわかれています。以下で簡単に4つのステップの説明をしていきます。
1,イメージ理解
必要期間:0.5~1ヶ月
目標:日本史の全体像をイメージできるようにする
何かを覚えるという段階において一番大事なのは概念をイメージできるかどうか、という点につきます。
日本史は世界史と違い1つの国ですが、その分問われる内容が深いです。
誰がいつ何をしたか?、なぜそれが起こったのか?という論理の厳密性が世界史よりも緻密になってきます。
この緻密な部分を理解するためにもまずは日本史全体がどのような構造になっているのかを理解しておくがあります。これがまずはじめのステップです。
2,理解・インプット
必要期間:3~4ヶ月
目標:入試レベルの日本史の知識の理解&インプット
日本史の勉強の核になってくる部分ですね。この部分で深く理解して、用語を覚えることができるかどうかが今後の合否にも関わってきます。
この段階で適当なインプットをしてしまうとずーとそのまま反復してしまうので、初読の段階で誤読を生まないようにしてください。
つかむべきなのは歴史の因果関係、事件の背景、地理関係などです。家系図や年号の暗記は確実に行いましょう。
3,問題集
必要期間:2~3ヶ月
目標:入試レベルの問題集&過去問で反復&アウトプット
前段階でインプットした入試用の知識を入試レベルの問題や過去問を使用して、対応ができるようにしていきます。
インプットも大事ですが、この段階で自分の暗記の課題を発見して、インプットを再度行なう。
アウトプット&インプットの繰り返しで学力を上げていきます。
4,文化史・テーマ史対策
必要期間:1〜1.5ヶ月
目標:文化史・テーマ史の流れをつかむ
この段階では、早慶特有のテーマ史や文化史を網羅していきます。通史だけやっていても早慶では点数はなかなか取れません。その理由の1つとして・・・
現役生が見劣しがちな文化史や戦後史、土地制度、各国史、経済史などなど普段の日本史の勉強では見落としがちな部分からの出題が頻発することが挙げられます。特に学部によっては、大問1つテーマ史という場合もあるので入念に対策をしてくださいね。
日本史が圧倒的に得意になる厳選参考書
1,イメージ理解
このレベルではマンガや字が大きくてわかりやすい参考書を教材としていきます。目標としてはとにかく早く1周をして、日本史とはどんなものなのか?という部分をつかむことです。
マンガ 日本の歴史がわかる本
【対象者】日本史を初めたいのだけど何から始めていいのかわからない学生、日本史の偏差値が50以下の学生
【おすすめ度】★★★★
3冊で日本史の通史がどんなものなのかを一気に理解することができます。
全てマンガなので、まだ受験勉強に慣れてない学生であっても一気に読み進めることができオススメです!
様々に場面が転換していくので、ところどころ変な部分があるのは仕方がありません。
漫画版 日本の歴史 全10巻セット
【対象者】日本史の勉強の前に一冊読んでおく、文字情報だけだと勘違いしがちな部分をイメージで理解
【おすすめ度】★★★★★
小学生向けの集英社版 学習漫画『日本の歴史』(全20巻)」を大人向けにカバー。上記の「日本の歴史がわかる本」では日本史という長編ものをムリにまとめた感があり、展開についていけない学生が多いかと思います。本書であれば、上記よりも切り口が細かいので、これは何を言ってるのか?を考えずに理解することができます。全巻セットで6,480円と値段も手頃なのでオススメです。すぐに揃えるのが難しい人は学校や図書館にあるものを使用してみるのが良いでしょう。時間のない学生(受験まで残り3,4ヶ月)の学生で早慶を目指すのであれば、上記の「日本の歴史がわかる本」がオススメです。
火の鳥
【対象者】高校2年生で何のために日本史の勉強をするのか?に悩んでいる人
【おすすめ度】★★★★★★
日本国民全てに見てもらいたい手塚治虫氏の不朽の名作です。読んだら即日本史の点数が上がるといって即物的なものではないですが、この本を読むことで歴史を学ぶ重要性をわかってもらえればと思います。時間のあるときに、とにかく読んでもらいたい一冊です。
kindle版もあります
教科書よりやさしい日本史
【対象者】文字情報で大枠を確認したい方
【達成レベル】偏差値50
【おすすめ度】★★★
表紙だけ見ると上記のマンガのような漢字がしますが、違います笑対 話形式での紹介+口語形式で紹介+多くの図解がなされているので、教科書を読むよりも早く一周することができます。マンガよりも文字で情報を確認したい!という学生にオススメです。
超速日本史
【対象者】とにかく一冊で日本史の概要を把握したい人
【達成レベル】偏差値50
【おすすめ度】★★★★
1日で日本史通史を一気に読み終わることを目標にして書かれた超速シリーズです。教科書だけでは掴みづらい部分を受験生レベルでもわかりやすいストーリーにして紹介しています。早慶受験生以外は最初の一冊だけでも問題ありません。
2,理解・インプット
前ステップで、日本史のある程度の流れ、因果を確認したらこの段階で入試レベルの精度の知識に変えていきます。イメージ化したものを言語化していくというプロセスになります。読解してインプットしていくタイプと1問1答で反復して覚えるタイプ、サブノート形式でまとめて覚えるタイプの3つのタイプがあります。下記からそれぞれ1つずつ選べば、日本史史の基礎知識は問題なくつけることができます。
読解型参考書
時代と流れのつかめる用語問題集 日本史B
【対象者】日本史の全体像を掴んでいる学生
【達成レベル】偏差値60~65
【おすすめ度】★★★★★★
見開きで、右側には5分程度(編者側は10分と仮定)で読める空欄の含まれた説明文を読みながら埋めていく形式です。また左側には地図や大事な写真がまとめられています。何よりもこの参考書が良いのは歴史をコンパクトに学ぶことができる点です。かなり薄い参考書(250ページ程度)なので、何度も繰り返してセンター→MARCHレベルの知識を確実に身に付けることができます。時間のない学生はこの参考書と下記で紹介する問題集だけでも十分入試で戦える実力をつけることが可能です。
詳説 日本史 B
【対象者】日本史に興味がある学生、ある程度頭のなかに歴史の因果が入っている人
【達成レベル】偏差値70
【おすすめ度】★★
歴史科目だとよく学校の先生や先輩などに薦められて、山川の教科書で勉強をしている人を見かけます。確かに、歴史科目の場合この参考書を完璧に覚えることができていればどんな学生でもどの大学でも合格点を取ることができます。ですが、それは半分あっていて、もう半分は間違えです。なぜなら、教科書を見て理解できる学生というのは既に歴史科目がある程度好きだという隠れた前提があるのです。この前提がなぜ大事なのかというと、教科書は情報が整理されてなくてそのまま順番通りに読んだだけでは何が何だかよくわからなくなってしまう部分が多々あるのです。この部分で歴史に興味がある学生は自分で論理関係を整理し直すのですが、世界史は情報量が多すぎて何となく日本史にした!というような学生はわからなくてもそのまま放置!にしてしまうのです。歴史科目というのは整理作業なので、どれだけ勉強しても整理ができていなければいつまでたっても成績は上がりません。ですから、勉強ができないと自負している学生は教科書で勉強するのは絶対にやめましょうね。時間を損してしまいます。もちろん、ある程度できるようになってから(偏差値70以上)、見返しに使うのは有用です。
詳説日本史研究
【対象者】日本史オタクのための本、偏差値75以上の人
【達成レベル】偏差値70以上
【おすすめ度】★
受験相談をしているとたまに使っている人がいるのですが、日本史を好きで好きでたまらない!、という受験生以外は、勉強しているつもりになって終わるだけなので使用は控えましょう。ある程度できる(偏差値75程度)ようになって辞書的に使うのはありです。
詳説 日本史図録
【対象者】全ての日本史受験生のための本
【達成レベル】偏差値70以上
【おすすめ度】★★★★
図録はこれでなくてもいいのですが、日本史を勉強する際には必ず使用してください。上記の方でも説明したのですが、日本史を勉強する際にイメージを持つことは必要不可欠です。イメージをもって勉強することで日本史に対しての興味も湧いてきます。またフローチャートなど頭を整理する用にも使用できます。
石川日本史B講義の実況中継シリーズ 1〜5
【対象者】日本史の全体像が頭の中にあって次のレベルに進みたい受験生
【達成レベル】偏差値75
【おすすめ度】★★★★★★
日本史受験生にとってのバイブルとでも言える本。全部揃えると5巻で結構読むのが大変なのですが・・・実況中継シリーズ特有の講義形式の語りで、初学者でもこれ一冊で早慶まで乗り切ることができます。謎のゴロがあったり(イチゴパンツのおっさん)しますが、荘園制度や経済の仕組みなど教科書を読んでいるだけではよくわからない部分を丁寧に説明してくれています。またCDも付いているため、通学しながら勉強ができます。
▶日本史実況中継の詳しい使い方はこちらからどうぞ!
石川晶康のトークで攻略日本史B Vo1 Vo2
【対象者】手早く日本史のエッセンスを理解したい人
【達成レベル】偏差値60近辺
【おすすめ度】★★★★
上記の実況中継のサブノートが本になって、石川先生の講義CDをセットにしたものです。エッセンスのみ抽出したものとなっているので、早期に通史を終えることができます。ただ、これまで全く勉強してこなかったような生徒だと、CDを聞きながら睡眠学習となるケースが起こりうるので、そのへんは自身の現在の学力と相談しましょう。
ナビゲーター日本史
【対象者】入門レベルの参考書を1冊終えて、もう一段階上の読解力を目指す受験生
【達成レベル】偏差値60近辺
【おすすめ度】★★★
教科書を出している山川出版社からの出版ということで網羅性にも問題ありません。総じてわかりやすいですが、受験のポイントやどこがでるのかという重要度が分り辛いので、完全初学者では情報を整理していくのが難しいかと思います。上述のステップ1でマンガなどである程度日本史の概要が頭のなかにある状態であれば問題なくすすめるかと思います。
金谷のなぜと流れがわかる本
【対象者】日本史をこれまで勉強したことがない学生
【達成レベル】偏差値60近辺
【おすすめ度】★★★★
実況中継と双璧をなす参考書です。実況中継は資料問題ものっていて漏れなくできる一方で、これまで全く勉強をしてこなかった初学者にはやや難しい部分もあります。金谷先生のは図を多用し、またフローチャートも載っているので、歴史の論理関係が石川先生よりも初学者でもつかみやすいかと思います。
センターこれだけ! 金谷俊一郎の日本史 B
【対象者】センターレベルの日本史のみ
【達成レベル】偏差値60
【おすすめ度】★★★
日本史をセンター試験のみ使用する人で、問題演習と読解を少ない冊数で済ませたい人。上記の 「なぜと流れがわかる本」に問題演習を足したものです。センター用となっていますが、この後に問題演習をしていくことで私大でも十分に対策ができます。時間がなくて手っ取り早く日本史の対策をしたい人はどうぞ。
伊達の速攻日本史最勝王
【対象者】授業や他の流れ理解の参考書の理解度チェックに!
【達成レベル】偏差値65
【おすすめ度】★★★
学校の授業などである程度日本史を終えている学生が、自身の知識をチェックするために使用する本です。用語自体はかなり細かい部分まで載っているので、理解用の参考書とセットで1問1答の代わりに使用していくことで効果を発揮していきます。
日本史講義2 時代と特徴
【対象者】日本史の偏差値が記述で75以上、社会経済を構造から理解したい人
【達成レベル】偏差値65
【おすすめ度】★★
個人的にはかなりおすすめの参考書ですが、一般的な人が使用するには難しいです。本書自体は古いですが中身は現在でも使用できます。社会経済がどのような構造で成り立っているのか、その本質から勉強したい人は見ておくとよいでしょう。ただ叙述の仕方がマルクス主義の枠組みで記入されている点、また口調がやや古いかつ難解なので、人によってはかなり難しく感じるはずです。自分の学力と、日本史への知的好奇心、目指すべき到達点によって判断しましょう。
一問一答型参考書
日本史B一問一答 完全版 &センター日本史 1問1答
【対象者】早慶レベルの受験生
【達成レベル】偏差値75
【おすすめ度】★★★★★
早慶を目指す受験生専用の一問一答です。早慶で十年に一回位の頻度でしかでないような難問もマニアレベルとして掲載されています。この一問一答を確実にしておくことで、早慶でも合格点を取れるでしょう。→ただし、単純暗記をしているだけでは早慶は通用しないので、必ず上記の理解本を使って論理関係を確認しておきましょう。
一問一答日本史B用語問題集
【対象読者】教科書レベルのチェック、センター試験・MARCHレベルを志望
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★
教科書で読解している学生はこちらの1問1答との相性が良いので使用していきましょう。日本史を使用するのがセンター試験までだったり、MARCHレベルを志望している人はこれと教科書で合格点を取ることができるでしょう。類書よりもシンプルにまとまっているので良いです。
入試に出る 日本史B 用語&問題2000
【対象読者】流れのチェック、問題演習をしている時間のない学生
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★
1問1答には珍しく、用語の確認プラス流れの確認も簡単にできます。MARCHやセンターのみでしたら、これプラス読解系の参考書で問題演習を大してしないでも対抗ができます。
一問一答日本史Bターゲット4000
【対象読者】理解度
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★★
“これだけは押さえる”基本問題1430、“入試によく出る”標準問題1530、“ライバルに差をつける”応用問題1040という3段階のレベル別学習法ができるようになっています。実況中継に載っているレベルの頻出の史料問題や、地図・図版問題収録してあるので、これ一冊で中堅私大程度なら合格点に持っていくことが可能です。
サブノート型参考書
頭の中を整理するためにある程度理解型参考書を覚えたら、一気に埋めていったり、読解型参考書と同時並行ですすめたりと使い方は人それぞれです。一冊勉強しておくと、問題演習で問われた際もここのことを聞かれているのか?ということも整理ができます。論述が出題される学生は論理関係を整理するためにも1冊やっておくとよいでしょう。
日本史Bの必修整理ノート
【対象読者】流れは既に頭のなかに入っていて用語の確認を一気にしたい人
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★
日本史の要点をまとめて穴埋め形式で勉強していきます。日本史の問題集としては薄いので基礎を固めていくにはおすすめの一冊です。
流れがわかる日本史Bノート
【対象読者】頭の中を整理したい受験生
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★★
その名の通り、流れを確認するための参考書です。上記の理解本や授業とセットで使用すると効果を発揮します。
カリスマ講師の 日本一成績が上がる魔法の日本史ノート
【対象読者】一通り入試の勉強を終えた人
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★
確認用のノートという扱いで詳しい解説はないので、1から勉強しようという人には向きませんが、大枠のマクロの流れ、の確認に使いましょう。手書きの形式なので、人によっては読みづらいと感じる場合があるので、購入の際には自分で一回見ておきましょう。
教科書よりやさしい日本史ノート
【対象読者】高校1,2年生の授業の復習用に!
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★
入門レベルの用語と流れをつかむことができます。高校1,2年生がある程度自分で勉強した状態で初めての一冊に使っても良いです。またある程度全体像がつかめてきた状態でやってみても効果が高いですね。
3,問題集
入試レベルの問題を解いて、早慶レベルのアウトプットに磨いていきます。始めのうちは全然解くことができない問題も、何度の何度も繰り返すことで何を問われているのかがわかるようになってきます。
とってもやさしい日本史
【対象読者】日本史苦手
【達成レベル】偏差値40以下
【おすすめ度】★★★★
日本史が苦手でしょうがない人限定の教材です。
使い方はこちらからどうぞ!
30日完成スピードマスター日本史問題集
【対象読者】問題演習のはじめの一冊に!
【達成レベル】偏差値65
【おすすめ度】★★★★
問題演習の入門にしてこの一冊でセンター対策でしたらこの一冊で問題ありません。ある程度日本史を勉強したことのある人はこの参考書からはじめて自分の弱点を見つけるのが効率的でしょう。
はじめる日本史 要点& 演習
【対象読者】問題演習入門 スピードマスターよりも詳し目
【達成レベル】偏差値60~65
【おすすめ度】★★★
上記のスピードマスターは速度に重視をおいて、頻出の最低限の項目をとにかく頭の中に入れていくという形でした。こちらの参考書はこの参考書一冊で中堅私大なら合格できるような細かい問題も扱っています。全60単元から構成されています。
各予備校センター模試 問題集
【対象読者】やや難し目の長文でも苦にならずに何度も復習できる受験生、現代文が得意になりたい学生
【達成レベル】偏差値60~65
【おすすめ度】★★★★
それぞれの予備校が出しているセンター式の模試の過去問です。難易度順だと、駿台>河合=Z会>代ゼミとなります。気になる人はどれか一冊をやっておくとよいでしょう。
マーク式基礎問題集 日本史B 正誤問題
【対象読者】問題演習入門
【達成レベル】偏差値65~70
【おすすめ度】★★★★★
河合塾の模試から正誤問題を抽出。正誤問題は一問を解くのに様々な知識を総動員して解いていく必要があるので、受験の過去問でいきなり解いていくのは難しいです。これを一冊やって正誤問題はどのように解いたらよいのかを確認していくと良いでしょう。ただ、解説はあまり詳しくないので基礎を勉強してから基礎固めで使用します。
野島の日本史B最速要点チェック
【対象読者】センター前の最後のチェックに!
【達成レベル】偏差値60~65
【おすすめ度】★★
日本史を センター試験のみで使用する学生がある程度問題演習または、理解本をすすめることができて、これまでの理解度をチェックするために使用していきます。センター試験に出てくる政治・経済・文化史分野といった頻出のテーマから問題が出されます。その中でも自分で勉強していてはわかりつらい「注意問題」については深い考察があるため、独学でも深い気づきを得ることができます。
日本史問題集完全版
【対象読者】難関私大志望の受験生
【達成レベル】偏差値70
【おすすめ度】★★★
一問一答と対応している参考書ですが、こちら単品でも使用できます。過去問をベースに原始時代から昭和時代までの全131問が出題されています。一問一答と同様に一題一題にそれぞれの大学ごとの頻出度の星印が付いているので、どの問題を重点に解いていけば良いのかがわかります。初学の場合はセンターレベルをまず確実に解けるようにしていきましょう。センターレベルさえもわからないようであれば理解用の参考書に戻ってください。
日本史B表解演習書
【対象読者】ハイレベルの演習書+通史参考書
【達成レベル】偏差値70
【おすすめ度】★★★
この参考書は1冊で通史と演習ができるという珍しいタイプの参考書です。上記の初めのほうで紹介した時代と流れのつかめる用語問題集の難関大学verというのがわかりやすいかと思います。ただこのレベルの難関大学の問題を解く学習者に対してはやや立ち位置がよくわからない参考書となってしまている。
HISTORIA 日本史精選問題集
【対象読者】難関私大志望の受験生
【達成レベル】偏差値60~70
【おすすめ度】★★★★★
基本的な日本史の流れを理解できたら、こちらの教材を始めましょう。
基礎的な問題から難関大学の問題まで対処することができます。実力をつける日本史が難しすぎて、対応できなかった生徒でもこのHISTORIAであれば問題なく始めることができるでしょう。
▶HISTORIA 日本史精選問題集の詳しい使い方はこちらから
マーク式 基礎問題集 日本史B
【対象読者】センターレベルの文化史をまとめて勉強しておきたい人
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★
とにかく文化史が苦手な人!、はこれ一冊をまず完璧にしましょう。文化史ができない受験生はまず勉強する範囲を決めて勉強することが肝心です。この参考書はセンターレベルに絞って勉強ができるので、これで確実にしてください。
資料問題対策
難関私大の日本史で大事なのは、資料問題です。早慶だと学部によっては、問題の半分以上が資料問題ということも多々あります。資料問題には未見と有名資料問題があるのですが、有名資料問題が出題された際はかなり難しいことを聞かれます。参考書に載っているような有名資料は全て覚える!くらいの勢いで勉強しましょう。
超解!日本史資料問題
【対象読者】資料問題を一通り確認しておきたい人
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★
一問一答形式で資料問題を確認しておきます。一度資料問題を勉強したことのある人が復習用に使うとよいでしょう。個人的には 竹内氏が他書で展開するストーリー形式が面白いのだが、今回のは説明はほとんどないです。
日本史史料問題集
【対象読者】資料問題
【達成レベル】偏差値70~
【おすすめ度】★★★
有名資料問題を扱うだけでなく、どのように初見資料を解いていったらよいのかのアプローチ方法が書いてあります。初見問題にいつも悩まされてどのように解いたらよいのかまだイマイチよくわからない受験生は読んでおくとよいでしょう。
山川 日本史資料集
【対象読者】資料に一通り目を通したい人
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★
山川出版からのものなので 資料自体に対しての解説はほとんどありません。大学入試で有名資料として出るものは網羅できています。ただどこが大事なのか?という点がわからないので、一度他の参考書で理解して復習用に使用するとよいでしょう。
菅野の日本史必出資料
【対象読者】一度資料問題を勉強していて更に強化したい人
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★★
ある程度、資料問題に慣れてきていて有名資料問題を覚えてきた段階でこの参考書を使用するとよいでしょう。どのように問題を解いたら良いのか?の視点もわかるので、資料問題になるといつも間違えてしまう・・なんて人はこれを使うとよいでしょう。
日本史資料問題集一問一答
【対象読者】資料反復用
【達成レベル】偏差値65~
【おすすめ度】★★★★
有名資料はこの参考書で反復しておくとよいでしょう。一問一答形式で大事な部分が隠れているので、確実に資料問題を覚えておくことができます。
眠れぬ夜の土屋の日本史 資料と解説
【対象読者】資料問題入門〜最後まで
【達成レベル】偏差値70~
【おすすめ度】★★★★★
資料問題はこの参考書を一冊勉強しておけばほとんど問題ありません。網羅性やどこを何まで覚えたら良いのか?、資料集+資料問題集も付属しているので、これ一冊で全て覚えることができます。ただ、なかなか一般的な書店では売ってないのが難点です。
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