使用教材
基礎英文解釈の技術100
完成までの期間
2ヶ月
使い方
英語を読解する上で基本的な分野の解説をおこなっている。
内容は文構造の解説(SVOC)を丁寧に行なっている上に、CDが付いているので、復習もしやすいです。
問題を解くときは参考書を読んでいるだけでは意味がありません。必ず毎回訳を書いてください。
なぜ訳を書く必要があるのですか？
それは考えていること＝結果として反映されないからです。もうちょい具体的にいうと、あなたが文章を読んで「わかった！」と
思って考えていることとその結果として出る解答の結果には乖離があります。
考えていることとその結果を埋めていくためには、あなたの思考結果を、あなたの脳みそから世の中に出さなくてはいけません。
なぜなら言葉として具体化しないと、答えがあっているかあっていないかがわからないからです。
以上から、訳を書くことを推奨しています。
訳を書く際の注意点
訳を書く＝翻訳家のような綺麗な訳を書くことではないことに注意してください。
文構造（SVOC）を見抜けるようになることが最重要です。ですから、訳ができたかどうかの基準としては多少日本語がおかしくても、
文構造がとれていれば大丈夫！というレベル感にしましょう。
また、もう一つの注意点としては模範解答を覚えてはいけない！ということです。
何度も訳をやっているうちに模範解答を書いてしまうかもしれませんが、まるっきり訳が同じということ＝何も考えてないといことです。
思考停止状態になってしまっては英語はよめるようにはなりません。毎回毎回頭を使って考えていきましょう。
勉強の初期段階はどのように使っていけばよいのか？
基本はここだ！レベルの学習を終えた後にこの参考書をやってもらいたいのですが、
いきなり端から端まで全てやってみるのは大変です。
まずは文構造が単純な分野と左側の問題のみをやっていきましょう。
最初に取り組むべき分野
SとVを発見する技術
文の主要素をつかむ技術
関係詞節の把握
共通関係の把握
準動詞のSP関係の把握
仮定法の把握
比較表現の把握
基礎に不安のある学生はまずこの範囲から学習を始めてください。
この分野の範囲であれば、これまで学習した内容の続きの復習として勉強を始めることができます。
またこの範囲の英語ができることが英語を理解するための最低条件です。
まずはこの範囲を何度も何度も行なって確実に理解できるようになってください。
この分野の左ページの問題を解き終えたら、他の分野に入らずに演習問題をできるようになってください。
続いて取り組む分野とは？
共通関係の把握
省略の見抜き方
埋没SPの発見
副詞的so thatの把握
否定構文の把握
倒置構文の把握
挿入構文の把握
共通、省略、挿入、倒置の入っている文章は初学者には理解しづらい概念となっています。
なぜなら文章自体の構造が変わってしまうので、SVOCで捉えつらいからです。
下の文章を見てください。
Nowhere did he differ more sharply from his English cousins than in his attitude toward rules,for where the Englishman regarded the observance of a rule as a positive pleasure, to the American a rule was at once an insult and a challenge.(引用：基礎英文解釈の技術100)
この文章には一番初めに”Nowhere”という否定語句が出てきていていますね。この時点で通常の文章の順番が変わってしまっているので、
didという謎の語句が出現しているのです。
このように通常の文章並び順とは異なってしまってるというのが倒置を理解するのが難しい理由です。
同じ理由で、共通、省略、挿入もこの段階で初めて行います。
上記の範囲の左ページの演習が終わったら、演習問題に移ってください。
最後には取り組むのは？
with構文の把握
名詞・名詞構文の把握
複雑な修飾関係の把握
そのほかの重要表現
最後には上記の分野を行なってください。
理解の難しい部分ではありますが・・早慶に合格できるかどうかを分ける部分でもあります。
必ず理解できるようにしてください。
復習時には音読を！
解釈の問題は基本的には訳を書いて進めていくことが前提ですが、音読も平行して行なってください。
音読は無目的に念仏を唱えるようにするのではなく、目的意識をもって、スピードを変えたり、感情を込めたりして行なってください。
英語ができるようになるためには音読は必要不可欠ですが、あくまで構文を頭のなかに入れ込むためのツールです。
音読を目的化しないようにしましょう！
早慶の英語長文を偏差値30から読めるようになるための勉強法
ステップ2:早慶の1パラグラフを完璧に読めるようになるための勉強法
ステップ3:早慶の2パラグラフ以上を完璧に読めるようになるための勉強法
PAGE TOP