これまで何百人もの受験生とお話をしてきて受験生の成長には人それぞれ違ったパターンがあるな!
ということに気が付きました。
今回はその成長の違いを4パターンに分類して説明していきます。
その名も士農工商モデルです。
受験生を、江戸時代の日本の階級身分に合わせて「武士型」「農民型」、「職人型」、「商人型」の4つに分けて
受験生の成長パターンを説明します。
このパターンを知ることで何が良いことがあるの?
このパターンを知ることで自分が難関大学に合格する実力がつくまでにどれくらいの時間がかかるのか?がわかります。
これがわかることによりあとどれくらい我慢をすれば実力をつけるのかが明確になるので無駄にストレスを貯めることがなくなるのです。
では説明していきますね。
いわゆる天才! 勉強時間が少なくても武士型
▶特徴
このタイプの受験生は超進学校にいる学生(自称進学校とは違う!)に多いですね。
小さい頃からの蓄積プラス勉強習慣ができているので、他の受験生が全然できないことを当たり前にこなしていきます。
「勉強貴族」とも呼ぶことができます。それくらい、他の受験生とはかけ離れています。
はじめから出来る状態のため、塾に通う必要もなくすべて独学で勉強しても問題がないタイプです。
またこういう人は大手の予備校に行っても質問をしなくても自分で理解して進むことができます。
成長曲線
他のタイプと比べてはじめから実力が高いのがポイントです。
このタイプの学生に限り参考書を何冊もどんどん理解してこなして、理解してこなしてということができます。
要領が非常に良いタイプです。ですが、殆どの人ができない真似することはできないので成績を出している人だからと言って
真似するのはやめましょう!
コツコツ勉強するのは任せなさい! 農民型
▶特徴
多くの学生がこのタイプに当てはまると思います。
受験前までは勉強をしていなくても受験期になったらコツコツマイペースに勉強しています。
また周りが勉強していなくてもコツコツマイペースに勉強することができるのもポイントです。
決めたことをもれなくすることができるので、計画さえ建てられれば問題はありません。
ただし、全体を把握する能力や分析力には長けているわけではないので、参考書や予備校選びは下手くそです笑
指導者次第で成績が上がりも下がりもするので良き指導者を見つけるのがポイントになります。
成長曲線
半年くらいまでは勉強の成果は目に見えるほどではほとんどでません。
この時期をいかに我慢して乗り越えるかがポイント。
多くの受験生がこのパターンになるが、志望校に合格できない受験生は3~4ヶ月で効果が出ないからといって
全然違う勉強法で勉強し始めます。これでは成果は出ませんね。
一つのことがわかるまで先に進みません! 完璧主義の職人型
▶特徴
中学校の勉強すらも疎かにしていたために勉強習慣もなく、基礎知識も全然無いために大手の予備校に行ってもちんぷんかんぷんの状態の学生です。
この学生は本来が完璧主義のために中途半端に理解するくらいなら全然理解しないほうがいいというタイプなので、
入ってきた情報のほとんどを理解しようとしません。
もちろんこれは悪いことではありません。
ただし、受験という制限時間のあることをやる場合には向いてないのです。
すべてを完璧にこなすのではなく受験に大事なポイントから完璧にしていくようにすることで成績が上がるようになります。
成長曲線
一つのことを理解するために人一倍時間がかかるため、勉強の効果が出るまでには、半年以上かかります。
ですが、半年以上立ってくるとこれまで一つ一つ理解していた事柄が氷が溶けてきたかのように
一気に理解が進みます。そこからは合格レベルまで一直線です。
ですが、受験までの時間が短い場合だと受験に間に合わずタイムオーバーになるので、
タイムキーパーのような人がいて常に見張ってもらえると勉強のペースを管理することができて時間切れを防ぐことができます。
最終到達点は一番高いので、このタイプの受験生は時間を意識すること!それにつきますね。
ムラッ気あるけどやるときはやるよ!商人型
▶特徴
勉強をしない時とする時の差が激しいがした時のエンジンが かかると一気に勉強をし始めます。
元々理解するのは早いのでどんどん理解をしていくが、早く覚えた分どんどん忘れていく部分があります。
できるとすぐに調子に乗って自分の現状を見失いがちになって、全然関係のないことをし始めるので、
冷静で客観的に自分の現状を把握してくれる存在が必要不可欠です。
成長曲線
要領がいいのでどんどん勉強は進んでいきますが、
一度やったことを再度やり直すのがあまり好きではないので覚えてるつもりの部分が多いです。
半年きっちり勉強することで一気に合格レベルに届きますが、そこから油断してどんどん学力が落ちていきます。
そのため、合格レベルはギリギリです。
このタイプに当てはまる人は勉強の基本は反復ということを頭の中に入れましょう!
まとめ
どのタイプの受験生であっても反復をして技を実践で使えるようになるようにしない限りは勉強はできるようになりません。
自分がどのタイプの受験生なのかを把握して、どのように勉強をしていくのかを考えてみましょう!