以下が相談内容です。
東京理科大学理工学部 慶応大学理工学部
現役生
高3全国マーク模試
偏差値英語48数学40物理54
医療機器の開発 BMIの研究など
偏差値が全く伸びずに焦っています。
文系と理系じゃ伸びるのに理系が不利なのは元々分かっていましたが
本当に数学、英語が伸びません。
数学は青チャートをやっていて、英語はネクストステージや塾の参考書、単語帳はターゲット1900ををやっています。
高校は偏差値50程しかなく周りの友達も殆どが偏差値40台という状況で、
塾のチューターさんや数学の先生も模試の結果は皆E判定だからまだ焦らない事が大切、これから凄い伸びるからと言ってくるのですが
自分の中では延びる気がしなくもう7月で来月はマーク模試が待っています。
この頭だとどんなに頑張ってもあがる気がしなくて毎日不安です。
馬鹿らしいほど上の大学を目標にしていますが、自分の為にも親のためにも上の大学に行きたいです。
無論落ちたら浪人覚悟です。
夏が終わるまでに基礎を固めたいのですが何か良い課題は無いでしょうか?
ACADEMIA’S ANSWER
ご連絡ありがとうございます。
まず問題なのは偏差値が上がらないからではなく、現状のご自身課題が把握できていないのが問題ないです。
何ができていないのかを理解せずに勉強していても、
塾の先生やチューターさんがおっしゃるような伸びは基本的にはありません。
まずは数学の各分野において自分が苦手な分野を確認して下さい。
その上で、解法の理解に問題があるのか、それとも計算に問題があるのかを考えましょう。
続いて使用している教材について考えてきましょう。
まず青チャートは辞めましょう
青チャート自体は大学入試レベルの問題も含まれていてかなり良書なのではありますが、量が膨大にあるので使い方が難しい教材でもあります。
質問者さんの現在の学力や基礎学力を考えると、
青チャートの使用は辞めたほうが良いですね。
中身を暗記しているだけの恐れがあるのと、繰り返しができてない恐れがあります。
まず前者から、数学は解答を暗記しているだけでは応用は一切効きません。
質問者さんの偏差値を見る限りは、解法を暗記する段階というよりも各分野の概念を正しく覚えることを先に進めたほうが良いかと思います。
この問題に対して使用する教材は、以下の教材がオススメです。
大吉先生の高速トレーニングシリーズ
ベクトルや三角関数がよくわからないのであれば大吉先生の高速トレーニングシリーズがスモールステップで迷うことなく理解をすることができます。
問題数が結構ありますが、例題のみで概念を理解してから青チャートの問題をやってみると良いと思います。
対象レベル:偏差値30~55
マセマシリーズ
青チャートをやめてマセマで始めていくのもありです。
計算系はできていると思うので、1や2は飛ばしても大丈夫かと思います。
確率や数列、ベクトル、微積など概念が難しい部分をやってみてください。
「はじめから〜」シリーズを終えた後に「合格」シリーズをやってみるのが良いでしょう。
「はじめ~シリーズ」
対象レベル:偏差値30~40
「合格」シリーズ
対象レベル:偏差値50~
高校これでわかる数学シリーズ
マセマシリーズの会話調が苦手な場合はこちらをやってみるとよいでしょう。
個人的な好みの問題なのでどちらでも大丈夫です。
対象レベル:偏差値45~
8月のマーク模試でいい成績を取らなくて良い!?
現状の質問者さんの学力を考えるのであれば、数学1A2Bしかでないマーク模試で高得点を目指すよりも、
今年逆転合格を目指すのであれば夏は数学3に集中して勉強したほうが良いでしょう。
理系の数学の入試で出題されるのは基本的には数学3の微積が主体です。
数学3の微積(特に積分)は計算練習ができてないと、問題を解くことができません。
まとめて時間をとることができる夏休みに自分の苦手なパターンの微積の計算問題をやってみてください。
また数学3の分野は難しい分野ではありますが、この部分を学習することで数学1A2Bの復習も同時にできます。
これまで学習した様々な関数や図形の知識を使って、また復習しつつ問題を解いてみてください。
センターの対策は後ほど基礎的な知識が定着してきた12月位から始めても問題はありません。
以上から入試で合格したいのであれば数学3分野を勉強していくのが良いかと思います。
直近の模試で成績を取ろうとするよりも、実際の入試という少し長期的な視野で現在するべきことを考えてみてください。
またもし実際の入試問題を見たことがないのであれば、先に見てみてくださいね!
理系の場合は数学がかなり大変ですが、最後まで諦めずがんばって下さい!