慶應義塾創設者の実利主義の「福沢諭吉」の考えかたとは?

慶應義塾創設者!福沢諭吉の考え方に触れてみよう!

慶應義塾を創設した福沢諭吉の考え方は、現在の日本における学問や西洋医学の発展に大きく関係していると言われています。

特に今現在、受験勉強に励んでいる学生に皆さんにとっては、「なぜ学問が必要なのか?」という部分が非常に重要となりますので、当ページで福沢諭吉が提唱した「学問のすすめ」に触れてみてください。

 

福沢諭吉の学問における考え方とは?

福沢諭吉は「学問のすすめ」を通して、「人の差は生まれつきあるものではない」という平等性を訴えようとしていました。

同じ人間が身分や仕事で差が出るのは、「学問を受けたか?受けなかったか?」の違いであるため、進んで学問に励む人は、さまざまな富に恵まれると説いていたのです。

また福沢諭吉が定義する「学問」は、学校に通って学ぶ「机上の勉強だけではない」という特性を持っています。

福沢諭吉の書の中では、商売の帳簿記入や世渡り、時代の情勢を見つめることも「学問」と定義されるため、学校に進学することが難しい人々にも「普段の生活の中で平等に学ぶ機会がある」と説いているのです。

 

学ぶことをやめてはいけない!?

慶應義塾を開いた福沢諭吉は、大砲が鳴り響く中でも講義を続け、「どんなことが起ころうとも絶対に学ぶことを止めてはいけない!」と説いています。

また学問のすすめの中では、生まれた時から平等である国民が、学問を続けることで独り立ちができるようになるという「一身独立して一国独立する」の精神を訴えているのです。

このような福沢諭吉の姿勢を分析すると、「国の独立は人々の自立によって成り立ち、そのためには学問を継続することが必要である」という考え方に到達することができるでしょう。

 

福沢諭吉は実利主義を提唱している!

福沢諭吉が提唱している実利主義は、欧米の個人主義をベースにしたものです。

「立派な近代人になるためには、自分の頭で考え、自ら行動し、他人に頼らない強い心を持つこと」を基本とした福沢諭吉の実利主義は、それまでの日本人に欠けていた「独立自尊」を補うものだとされています。

独立自尊ができるようになるためには、さまざまな対象への判断基準としての知識や学問が必要となるため、結果として「学び続けること」が重要だと言えるのです。

受験生の皆さんが行っている勉強も、本番の試験が終わった後には知識として人生の役に立つものとなりますので、独立自尊の精神を目指して日々努力してみてください。

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