使用教材
英文読解入門 基本はここだ
完成までの期間
1.5~2ヶ月
目次
使い方
初期段階
例題のみを和訳していく(類例,Let’s try は読まない)
和訳する際のポイントはただ読んでいるだけでなくて、実際に紙に自分の答えを書いていき、
間違えた場合は1つずつ問題点を検証していき、
「自分が何がわかっていなかったから答えることができなかったのか?」を考える。
この段階では自分が苦手な分野の把握と、なぜ自分が苦手なのか?を理解する。
慣れてきたら・・・
例題のみでこの参考書を1〜2周したら類例,Let’s tryも解いていく。
類例やLet’s tryの問題は英文解釈教室からの抜粋も多く、初学者の段階では難しい問題も多い。
しかし、ただ参考書を見ているだけではなくて自分の手を動かしてどこができないのか?の原因分析を
行なっていく。
この参考書のポイント
薄い本だからといってなめてはいけない。
情報レベルでは、構文に関してこの本一冊で早慶レベルの情報量は6~7割網羅されている。
この参考書を使うのであれば、何度も繰り返して隅から隅まで理解度を上げていくことができるかが、
合否の分かれ目となっています。
また、この本は会話調で文章で構成されているため実際に授業を受けているかのような感覚で授業を受けることができます。
AcademiAの塾生で偏差値が短期間で70を超える塾生はこの参考書を
平均で6回繰り返しています。
なぜ解釈の参考書をする必要があるのですか?
受験生の中にはこのような疑問を持っている学生も多いかと思います。
もちろん、受験にでるのは長文読解問題です。
だから、「単語、熟語、文法を覚えたら長文の参考書や過去問を解くのが効率が良い!」という考え方です。もっともなご意見ですね笑
でも、多くの学生が文法を学ぶ=センター試験のような文法問題を解くと考えているため、
読解のための英文法という考えができていないのですね。
ですから、読解のための英文法を学ぶために解釈の参考書を始める必要があります。
文法問題の英文法と読解のための英文法とでは何が違うのか?
文法問題の英文法って人によって人によってはよく理解してないけど問題を覚えて「このパターンはこれ!」って感じで覚えてしまっていることが多いんです。
でもこのような暗記の英文法では読むときにどのように使っていけばよいのか?という視点が、
いつまでたっても身につかないのですね。
例えばこの問題を見てください。
次の( )内に入る問題を答えなさい。
The woman I thought ( ) was a friend of mine deceived me.
英文法では連鎖関係代名詞と呼ばれるものがわかっているかを問う問題です。
この問題自体はよく意味がわかっていなくても、「the womanだからwhoでしょ?」と文法問題で答えに到達することは簡単です。
ですがこれが読解となって訳してみてください。となると
文構造が正確に理解できて、文法の役割がわかっていないと答えに到達できないのです。
以下の図を見てください。
読解の時の英文法を使っている時と文法問題を解くときの頭の使い方を比較したものです。
文法問題の場合は部分を見て、パターン化されたものを思い出すだけなので、
特に文章全体を理解していなくても問題が解けてしまいます。
これが読解となると、そうはいきません。
先程も述べたように、文章内の構文や文法の理解が100%正しくできてないとできないのです。
この読解のための英文法を使えるように訓練をするために、英語の解釈の参考書を使うのです。
解釈の参考書の中でもこの参考書を使う理由は先ほど、「この参考書のポイント」でお話したとおりです。
この参考書が薄いのに基本的な内容を漏れなく扱っているからです。
多くの受験生がこの参考書で飛ばしている部分とは?
私が言うまでもなくこの参考書は、ほとんどの受験生が持っています。
それでも同じ参考書を持っていてもばらつきが出る理由は、同じものでも深くやっているか否かの違いです。
特に、
倒置、同各、挿入、省略、共通の部分は
多くの受験生が理解せず飛ばしています。
英語を受験で勉強していて、比較や関係代名詞がわかってない学生というのは、なかなかいません。
いたとしてもこのレベルの学生はそもそも大学受験に真剣に取り組んでいない層なので、今回の早慶レベルの話には関係がないので省略させていただきます。
早慶を本気で目指している層である程度勉強をしていて英語ができない!と言っている学生ができてないのは、「倒置、同各、挿入、省略、共通の部分」の勉強をしていないからです。
レベルで言うとセンター試験の英語で160点レベルまでが、この範囲をよく理解していない層です。
「基本はここだ! 」には、これら受験生がさぼりがちな部分のパターンを全部紹介してくれています。
このパターンを理解ができれば、早慶レベルの英語でも構文レベルで迷うことはないのです。
英文読解入門基本はここだ!の最新版の使い方はこちらからどうぞ