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あなたは普段勉強をする際により効率的に勉強をして記憶力を改善しようと意識をしていますか?もちろん、多くの人が漫然と勉強をしていることが多いですよね。今回はそんなみなさんの記憶力を劇的に改善するための10個のヒントをお教えします。記憶力を高めるためには思い出す力情報をどのように思い出すかの仕組みを知ることが大事です。
1,今勉強していることだけに集中する
注意力というのは非常に大事な要素です。脳は情報をいきなり一生記憶できる長期記憶としてインプットしません。まずは脳に短期記憶として入ってきます。この短期記憶に対して集中をしてしていないと長期の記憶としては記憶されないのです。話しかけられたり、興味のあるテレビを見ながら勉強をしていては長期記憶としてインプットされません。今勉強していることだけに集中できる場所で勉強しましょう!
2,計画を立ててから勉強をする
受験生と話していると10時間勉強しました!という人がたまにいますが、10時間も集中力は続きません。10時間の内ほとんどは勉強時間ではなく、色々と考えているうちにネットを見たりメールをうったり漫然と机に向かっている状況になっていることがほとんどです。ですが、多くの受験生がこの10時間を勉強時間としてカウントしているため勉強した!という充実感と成績が結びつかないことがほとんどです。事前に計画を立てて、いつまでに何をするか、この時間は何をするか、など綿密に計画をたてましょう。同じことを2時間以上行うのは最近の心理学の研究で明らかになっているので、1時間30分〜2時間で1つの科目の区切りをうつか、休憩をいれるようにしましょう。
3,勉強したことを整理する
最近の心理学の研究によると、脳に取り込んだ情報は無意識下で整理されているようです。これを意識的にしてください! 自分が勉強している内容をメタ化(抽象化)してグルーピングしてまとめたり、勉強した内容を目次化してみるとよいでしょう。
4,記憶を促進するための手段を利用する
単純に暗記するのではなく記憶の際に単語に対してのリズムを入れたり、違う単語と結びつけたりしましょう。ゴロは年表などのそれ自体の単語に意味がないものに対しては有効ですが、英単語や古典単語のような単語自体を使って勉強しなければいけないものの場合は単語の意味ではなくゴロが出てきてしまうという状況に陥ってしまったり、多義語が覚えつらいのでやめましょう。
5,インプットした情報を詳細化する
情報はインプットしただけでは短期情報となってあという間に頭のなかから消え去ってしまいます。それを阻止するためには長期記憶に変換しなければいけません。そのためには情報を詳細化していってください。具体的には、歴史の人名を覚える際に最初のうちは人名とその人のしたことを覚える。その後、その人がしたことの影響や、その人の出生地や家族構成など実際には試験にはでないけれど、付加的な情報をつけていきます。一つのことに対して情報を詳細化していけばいくほど情報は長期記憶として保存されていきます。
6,新しく情報を手に入れる時は自分が知っていることと関連つける
新しい情報を自分の中に取り込む時、単純に直接取り込むのではなくて自分がすでに知っている情報と関連つけることで長期記憶として残りやすいです。偏差値30レベルの子だと何も知ってることがないから何も関連付けられない!といって文句をいう場合があるかもしれませんが、知っていることであれば何でも良いのです。例えば日本史であれば、地理を覚えるのに親戚が住んでいる、また歴史上の人物を覚えるときに自分と性格の共通点を探してみても効果はありますね。
7,学んだ概念をイメージする
学ぶという作業は基本的には概念を覚えるという作業です。ただ、この概念を覚えただけでは抽象的すぎて、自分の生活で全く関係を持たないのですぐに頭のなかから消え去ってしまいます。それを防ぐためには具体的に学んだ概念がどのように使われているシーンを想像して見てください。数学であれば公式が実生活の中でどのように使われるのかを知っても面白いですね。英語であれば単語をイメージ化してください。
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8,学んだ概念を他の人に教える
音読すると勉強した内容の理解度が劇的に上がるということは既に研究で証明されているのですが、新しく学んだことを他の人に伝えることも記憶力を劇的に上げることに効果があると実証されています。
9,理解することが難しいことは別途理解することに時間を当てる
勉強をしていると理解が簡単に出来る部分と何度読んでもよくわからないという部分に遭遇すると思います。そうした場合には、両者に同じ比重を当ててはいけません。理解するのが難しい部分には、理解するための情報が足りてない場合が往々にしてあります。理解が簡単な部分を先に勉強して、難しい部分を理解するための情報を集めてください。もちろん、情報が整ってすぐに理解できるわけではないので、十分に理解に要する時間を準備して勉強を進めてください。
10,勉強する場所を変えてみる
勉強する場所の重要性はこれまでにも述べていますね。今回はそれだけではなくて、勉強することに新鮮さを付け加える重要性について述べます。毎日同じ場所で同じことをしているのでは脳は退屈を感じて勉強の効果が薄くなるのです。勉強の時間を変えるのは難しいと思うので、思い切って勉強する場所を変えてみてください。普段、図書館で勉強している人はカフェで、カフェに居る人は学校でなどです。新しい場所には新鮮さがあるので、記憶する際にも影響が出てくるのです。
以上、10個のアドバイスはいかがでしたか?どれも明日からでもすぐに実践できるものだと思います。勉強法は見ているだけでは全く意味がないので明日からすぐに実践してくださいね。