香りを活用して受験勉強の効率をアップさせよう!
「集中力の低下」や「テストへの緊張で眠れない」などの症状に悩まされている受験生には、アロマテラピーの香りを使った健康法がおすすめです。脳に効果的な香りには「リラックス系」と「興奮系」の2種類があるため、上手に使い分けることによって心身の調整がしやすくなると言われています。
今回は受験生の皆さんにおすすめの香りもご紹介しますので、ぜひ勉強中や就寝前に活用してみてください。
香りが脳に良い理由とは?
アロマオイルの香りが鼻に入ると、脳の前方にある「前頭眼窩部」で認識されます。脳内で認識された刺激は視床下部を伝って脳下垂体に到達すると、アロマオイルの特性によって、意識や心身の状態をコントロールできるようになるのです。
アロマオイルの香りと脳に関する実験はさまざまなところで行われており、杏林大学の古賀良彦先生の研究室では「良い香りを嗅ぐことで、持久力がアップする」という研究結果を出しています。
長時間の受験勉強には持久力という要素も重要となりますので、自分に合う香りを味方に付けることも大事な入試対策になると言えるでしょう。
集中力を高める香りとは?
集中力アップに効果的なアロマオイルは、ローズマリーやペパーミント、ユーカリ、レモンなどのサッパリ系の香りです。早朝や昼食後の眠くなる時間帯でも、これらのアロマオイルを活用することで脳を集中モードに切り替えることができます。
またチョコレートの香りにも集中力をアップする効果がありますので、アロマオイルを使えない場所で勉強する時には、おやつにチョコを食べる習慣を実践すると良いでしょう。
お母さんにハーブを使った料理をお願いしてみよう!
ローズマリーやブラックペッパー、ペパーミントなどのハーブは、料理の香辛料としても使わるハーブです。ローズマリーを使った肉料理は比較的簡単に作れますので、「集中力アップの肉メニュー」としてお母さんにオーダーしてみても良いでしょう。またレモンやチョコレートを使ったホットドリンクを飲めば、脳内の血行も良くなります。
アロマの香りで眠りの質を高める!
21時以降の時間帯は、ラベンダーやサンダルウッド、ネロリなどの鎮静系の香りを活用して、副交感神経の働きを優位にすることがおすすめです。ずっとローズマリーなどのサッパリ系を使い続けていると、イライラや不眠傾向が生じるようになりますので、「朝から昼→ローズマリー、夕方以降→ラベンダー」という形で体内時計に合わせた香り選びをしてみると良いでしょう。
リラクゼーション系のアロマオイルによって眠りの質が良くなると、神経伝達物質のセロトニンが増加することで、日中の集中力も更に高まります。