プロスポーツ選手も体感!「ゾーン」体験で集中力を高めよう!
丸山茂樹やマイケル・ジョーダンなどのプロスポーツ選手が表現する「ゾーン」という状態は、高い集中力と自信に満ち溢れた不思議な感覚であると言われています。
一見「特殊な精神状態」とも取れるゾーンですが、実際は一般人の日常生活の中でも小さなゾーンがたくさんあり、その結果として勉強や仕事で高いパフォーマンスを発揮する方々がいるのです。
今回は、とても魅力的なゾーンを受験生に役立てるステップを中心に、詳しいお話をしていきます。
ゾーン体験とは何でしょう?
ゾーン体験とは、「極度の集中状態によって、他の感情や思考を忘れ、目の前のことに没頭しているような状態を体験する」という特殊な感覚です。
この経験をしたことのあるスポーツ選手の多くは、「試合が思い通りに進むので、ぜんぜん負ける気がしない」とか「プレーしている時間の全てがスローに感じる」という不思議な表現を使ってゾーンを説明しています。
ゾーン体験の全てが最高の結果に繋がるわけではありませんが、「ゾーン状態になることで、高いパフォーマンスを発揮できるようになる」と考えれば、得られるメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
ゾーンに入るために行うステップとは?
受験生の皆さんがゾーン状態にトライする際には、まず「何も考えないこと」から始めてみてください。
スポーツや仕事、勉強で自分の能力を最大限に発揮するには、「自分が持っている技術や才能が無意識で出せること」が重要となるのです。
「難しい問題が出たらどうしよう?」とか「試験に落ちたらどうしよう?」というさまざまな思考が頭の中でぐるぐると回っている限りは、絶対にゾーン状態に入れないと断言できますので、まずは「無意識になるトレーニング」をすべきと言えるでしょう。
自宅で簡単にできるヨガや呼吸法は、無意識の練習に適していますので、試験前の集中力を高めるためにも勉強の休憩時間に取り入れてみてください。
フロー体験もゾーンの仲間!
「勉強が楽しすぎて、気が付いたら3時間も経っていた」
「仕事に集中し過ぎて、ぜんぜん疲れを感じなかった」
こんな発言をしているひと達は、ゾーン体験の仲間である「フロー体験」を実感しています。
時間や自我を超えて「目の前の対象に心地好く没頭できる」というフロー体験は、ゾーン状態に向かう際の通過点と考えて良いでしょう。
特に「勉強が好き!勉強が楽しくてたまらない!」と言っている皆さんは、既にフロー体験を得ている傾向があるため、呼吸法などの無意識トレーニングを続けることで、ゾーン体験という更なる高い集中力を得られると言えそうです。